ホラーとコメディは紙0.5重くらい

なんだか急に怪談、オカルト熱が再燃してしまい、昨晩からそういった話を読み漁っている。

特に気に入ってるサイトがあるわけでもないのでググって上位に出てきたやつを読んでいった。いわゆる洒落怖が多い。


しかし意外だ。自覚していたより俺は怪談好きだったようで、タイトルで思い出せなくても、読み進めていくうちに「あ、これ前にも読んだことある」と気付く。それでもなお新鮮な恐怖を与えてくれる作品もあった。


「コトリバコhttps://xn--u9jv84l7ea468b.com/kaidan/4wa.htmlあたりは設定がちゃんと練られてて面白く読めるし、「禁后https://xn--u9jv84l7ea468b.com/kaidan/55wa.htmlはあらすじはベタなものの、登場する呪物のディティールが最高に気色悪くて良い。

あとこれhttps://xn--u9jv84l7ea468b.com/kaidan/202wa.html今回初めて読んだけど、何も分からなさと救われなさがたまりませんでしたね。


だけども!だけども!!!やはり文章、特に素人の書いた文章にはある種の鮮度ってものがある。

昔の作品を読むと「あ、これはまだネット黎明期のやつだ」「これは携帯小説流行った頃のだな」と文体から察することができる。所詮素人が書いたものなので当時の流行に左右されるのだ。


有名作なのでご存知のかたも多いだろう「リゾートバイトhttps://xn--u9jv84l7ea468b.com/kaidan/19wa.html


これがまじでキツかった!クサい!文章がとにかくクサい!!!!


いや、クサさが一周してもうクセになってきたな……。


なんていうのかブルーチーズのようなコクのあるクサさが……。


00年代インターネット感特有構文というか、「くぅ疲https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/31328.html」に通じるガッツのあるクサさだ。

また定期的に読みたくなるんだろうな怖くないけど……。


こういうの見ると、現代インターネットで嘘松として叩かれる人たちもディテールの作り方や文章上手くなったなあと意味不明な感慨が湧いてくる。

あとついでに、「創作だろどうせ」という気持ちを一旦飲み込んで楽しむということが出来ない人が増えてしまったのは、一オカルト好きとして少し寂しいものを感じたりもするのです。


なんか結局怪談オカルトではなくインターネットオタク話になってしまって悔しいので、オススメのソレ系サイトあれば教えてください。


ちなみに俺はオモコロラジオ内の「ラジオ漫画犬https://omocoro.jp/tag/%e3%83%a9%e3%82%b8%e3%82%aa%e6%bc%ab%e7%94%bb%e7%8a%ac」の不定期でやる怪談奇談回が、まだ手垢ついてない新鮮な怖い話が聴けてオススメ。通常回も面白いよ!